HSS型HSPのあるある29つ!仕事や日常における特徴や苦手なことを解説
「自分は独特の考え方を持っている」「人から変わってると言われたことがある」このような経験はありませんか?
あなたはHSS型HSPの気質を持っている可能性があります。
私ってHSS型HSPなの…?
本記事では、HSS型HSPのあるあるについて、「仕事」「日常」「恋愛」の3パターンに分類して解説します。HSS型HSPの僕の実体験も交えて書いているので、本記事に共感できる内容が多ければ、あなたはHSS型HSPの気質を持っている可能性があります。
本記事を読めば、HSS型HSPの特徴や苦手なことを把握することが可能です。最後に、HSS型HSPはどう生きていけばいいのかも解説しているので、ぜひご覧ください。
HSS型HSPを一言で表すと?
HSS型HSPは、HSPの特徴である「繊細さ」を持ちながら、刺激を求めて行動する気質を持っています。刺激を求めて行動するけど、刺激が原因で疲労を感じやすく、扱いが難しい特徴があります。
HSPは大きく4種類あり、その中の1つがHSS型HSPです。
刺激を求めるけど、刺激が原因で疲労してしまう特徴があります。
仕事におけるHSS型HSPのあるある
仕事におけるHSPのあるあるを解説します。どれくらい当てはまるかチェックしてみてください。
転職サイトを見る回数が多い
今の仕事に少しでも不満があると、転職サイトを見てしまいがちです。市場では、自分のスキルがどれくらいなのか確かめたくなる時がありますよね。朝の電車や休憩中に、なんとなく毎回転職サイトを覗いている経験はありませんか。
なんとなく転職サイトを見る癖がある方は、今の職業への不満を紙に書き出してみると、今転職するべきなのかが分かるのでおすすめです。
今の会社にいる理由がなければ、転職のタイミングかもしれません。
同じ職場に長く勤めることが苦手
HSS型HSPは、次々に新しいことや別のことを考える性質を持っています。その結果、転職や新しい仕事に挑戦したくなります。HSS型HSPは飽き性な人が多いため、ある程度は仕方ないことです。
- 同じ仕事が続いて退屈だな
- この仕事も面白そうだな
- こっちの仕事のほうが自分に合っているかも
思いつきで仕事を変えることは、専門性が身につきにくいため、おすすめできません。転職や仕事を変える時は、理由を明確にしてからにしましょう。
ルーティーンワークを苦手に感じる
HSS型HSPは飽き性な人が多いため、ルーティンワークを苦手に感じます。ある程度、今の仕事ができるようになると、退屈さを感じ、他のことに挑戦したくなってきます。色々な仕事に手を出すことから、気づいたらジェネラリストになっている可能性もあるでしょう。
HSS型HSPは、兼業を繰り返してジェネラリストになっている可能性があります。
また、HSS型HSPは事務作業が苦手で、新しい企画の立案など、答えがないことを考える仕事が得意な傾向にあります。
新しい仕事にワクワクする
HSS型HSPは、新しい仕事を楽しみながら、ワクワクしながら取り組めます。新しいことを覚えたり、自分で考えることができる作業を好むためです。新しい仕事のチャンスが巡ってきたら、まずは挑戦してみるといいでしょう。
- 新しいプロジェクトへの参画
- 今より上流工程の仕事
- スキルを誰かに教える仕事
1人で新しい仕事に積極的に取り組める
HSS型HSPは、1人で黙々と仕事をすることが得意な傾向にあります。飽きてしまうこともありますが、基本的に目の前のタスクに対して高い集中力を発揮できます。
HSS型HSPは、個の力を伸ばすことを意識するといいですよ。
チーム主体で進める仕事よりも、個人で進めることができる仕事の方が向いているでしょう。今の仕事はどれくらい裁量権を持ってできているか、一度考えてみるのもおすすめです。
容量が良く見よう見まねで仕事ができる
HSS型HSPは、仕事の要点を見つけて、要領よく仕事をこなすことができます。短期間で50〜60点まで持っていくことが得意で、逆に、時間をかけて80〜90点を目指すのが苦手なイメージです。
マルチタスクが得意で、ジェネラリストになりやすいのはこの性質の影響もあります。まずは専門性の高いスキルを1つ身につけて、次に、関連するスキルを複数身につけていく方法がおすすめです。
早く結果を出したいと焦ってしまう
要領がいいこともあり、仕事で早く結果を出したいと思ってしまいがちです。もちろん、ビジネスでスピードは大切ですが、焦ってしまうのは良くないです。
焦りながら仕事をこなしても、結局ミスしやすくなります。
事務作業などの単純作業は速度優先で問題ないです。もし、今の仕事のスキルを長期的に上げたいと考えているなら、基礎の理解に時間をかけて取り組みましょう。
時間かける仕事とスピードを意識する仕事を分けることがポイントです。
本来は自分の仕事でないのに引き受けてしまう
HSS型HSPは好奇心の高さから、仕事の依頼が来たらつい引き受けてしまいがちです。そして、ある程度は卒なく仕事をこなせるため、苦に感じません。
全てを引き受けていると、自分の専門性がよく分からなくなってしまうため、仕事を受ける前に、本当に自分がやるべきなのか考えてみましょう。
あなたのキャリアを考えて、仕事を断る勇気も大切です。
言葉の影響で仕事を受けてしまう
仕事を依頼される時は、言葉の影響を受けやすくなります。目的や目標がない仕事を命令されても、やる気やモチベーションが上がらずに苦痛に感じますよね。
一方で、「あなたにしかできない」や「あなたにこの仕事を任せたい」など、自分に期待がかかっているとモチベーションが極端に上がる傾向があります。「人のために何かしたい」という、内向型の性質が関係している可能性が高いです。
「あなたにしかできない」の言葉に弱い傾向があります。
常に稼がないといけないと思いがち
「友人は自分より多く稼いでいるから、自分ももっと稼ぐ」など、他人と比較してお金の心配をすることがあります。HSS型HSPは、人の言動の影響を受けやすいので、他人と比較して「自分は全然稼げていない」と不安になってしまうかもしれません。
自分軸を大切にして、同調圧力に負けないようにしましょう。
常にお金の心配が心の中にある方は、まずは「どのスキルでどれくらい稼げるようになりたいのか」を考えてみましょう。自分を軸に収入面を考えることが大切で、他人の影響はあまり受けないようにしましょう。
他人に良く見られる選択肢をしがち
自分が取る行動の基準を、「親が喜ぶから」や「周りによくみられたい」という他人主体の理由で選択をしていませんか。進学や就職、転職、仕事の決断など、多くの状況で選択・決断する場面は訪れます。
他人を優先してしまう方は、一旦全ての決断を自分自身のためにしてみてください。
他人を軸に決断をすれば、人からは良く見えるかもですが、自分が結局何をしたい人なのか分からず、人生の目的を失ってしまう可能性があります。「自分はどうなりたいのか」を決めておき、自分を優先して決断するようにしましょう。
背後から仕事を見られるのはストレス
HSS型HSPは、背後に人がいる状況をストレスに感じます。気持ちがそわそわしたり、監視されている気分になるため、極端に集中力が下がります。例えば、下記のような時に、背後に人がいるとストレスを感じます。
- 紙に何か書いている時
- パソコンをしている時
- 誰かと対話している時
壁際の席やパーテーションで仕切られている個室など、なるべく人通りが少ない環境で仕事を行いましょう。
日常におけるHSS型HSPのあるある
ここまで、仕事におけるHSS型HSPあるあるを紹介しました。続いて、日常におけるHSS型HSPのあるあるを紹介します。
思いつきで行動する
HSS型HSPは、やりたいことを思いついたタイミングで行動することがあります。すぐに新しいことにチャレンジできるメリットがある一方で、計画性が欠如し、すぐに飽きたり失敗して興味がなくなるリスクもあります。
すぐ行動は良いことだけど、計画性が欠けている場合がある
やりたいことを思いついたら、まずは「何のためにやるのか」と「どれくらいを目標にするのか」の2点を仮に決めておきましょう。
行動したら疲れすぎて気分が落ちる
HSS型HSPは行動すればするほど、刺激によるストレスを受けて疲れ切ってしまうことがあります。思いつきで行動できるけど、行動して得た刺激で疲れる矛盾が起きています。
1日の終わりにぐったりしてしまう方は、自分がどんなスケジュールで動いているのか、1日の予定を書き出してみるといいですよ。
タイムガントチャートを活用すれば、1日の行動を可視化できます。
寝不足や何となくの疲れが残っていたら、睡眠時間を増やすことも大切です。
やりたいことが多いのに行動できない
やりたいことは多いのに、行動できなくて困っている人もいるでしょう。原因は主に2つあります。1つ目は、HSPが持つ特徴の「慎重さ」です。行動した結果の失敗やリスクを恐れて、行動できないパターンです。
2つ目は、人間が怠惰や現状維持を求める「本能的な影響」を受けている可能性があります。頭で分かっていても、本能が勝つため行動できないんですよね。
- まずはスマホをオフにしてみる
- 時間をかけて目的を考えてみる
- カフェや図書館に行く(場所を変える)
逆に考えれば、自分がしっかり行動することで、他の人と差をつけることが可能になります。
1人が好きだけど体験を共有したい
HSS型HSPは、基本的に何事も1人で取り組んでいる時間が好きです。そして、1人を満喫したあとは、体験や感想を誰かに共有したくなります。
- 旅行先のご飯をSNS投稿する
- ゲーム配信をして一緒にプレイする
- 飲み会の集まりで経験談を話す
ずっと1人でいると孤独を感じるので、定期的にSNSで発信することがおすすめです。いいねやコメントが来ると素直に喜べると思います。
初対面の人との交流を好む
初対面の人には興味関心を示し、自分から積極的に交流できるでしょう。相手のことを知ろうとしてるので、打ち解けやすく、会話も弾むことが多いです。
ただ、相手のことが何となく分かった2回目以降の会話に困ることがあるでしょう。困った時は、下記の話題を振ればその場を乗り切ることが可能です。
- その日の気温や天候について
- 今の体調について
- 仕事の話
無理に長話はやめて、最低限の時間だけ相手と話すようにするといいですよ。
みんなと違うことを選択しがち
HSS型HSPは、周りの人と異なる選択を取る傾向があります。「自分はあえてこの選択肢をした」のような経験はありませんか。そして、周りから「変わってるね」や「何を考えているか分からない」と言われる可能性もありますが、特に気にしなくて大丈夫です。
自分が良いと思った選択肢を選んで、どんどん実行するといいですよ。
自分を軸に行動してると、あなたを良いと思ってくれる人が周りに集まってきます。
チャットの交流を好む
HSS型HSPは、言葉のコミュニケーションより、チャットでの交流を好む場合があります。これは内向型の特徴の影響を受けています。チャットは、頭の中を整理してから相手に伝えることができるので、様々なことを考えているHSS型HSPと相性が良いです。
映画やドラマから感情移入しやすい
映画やドラマ、アニメから感情移入しやすい特徴があります。登場人物につられて泣いてしまった経験はありませんか。例えば、下記のような例があります。
- 主人公が泣くと、自分も泣く
- ハッピーエンドな映画を見ると、その日が幸せになる
- 殺人シーンを夜に思い出して怖くなる
HSS型HSPは、人の表情に感化されやすい特徴があります。
人の気持ちを察することが得意
HSS型HSPは、「対話している人が何を考えているのか」「あなたに何をして欲しいのか」を察することが可能です。表情や声のトーン、目線などから、他人の気持ちを察することが得意です。
他人から笑われるのが苦手
好奇心の高さやその場のノリに合わせて、自虐で笑いを取ろうとする場面もあります。
ただ、自分から笑いを取りに行ったのに、いざ笑われると傷ついたりムカついたりする特徴があります。
このように、矛盾した気質を持っているため、HSS型HSPは自虐ネタで笑いを取ることを辞めるようにしましょう。
ありのままの自分を隠してしまう
学校や職場で本来の自分を隠して過ごしている人は多いでしょう。日本では集団行動が重視されるので、余計に自分を出しづらい環境ですよね。人によって態度や表情が変わる人もいるのではないでしょうか。
できれば、下記の例のように、本来の自分で生きることが1番理想です。
- 本当はすごくお喋り
- 陽気な性格でテンションが高い
- 集団が苦手で家で1人が好き
もし、転職などで環境が変わることがあれば、最初は本来の自分に近い姿で過ごしてみてください。
生きがいが分からないと気分が落ちる
「なんで生きているんだろう」「何でこの仕事をしているんだろう」など、生きる目的を失うと気分が落ちやすくなります。ふと我に返った時に、目的がないので頑張れなくなってしまいます。普段から、「自分はどうなりたいのか」など、人生のゴールを決めておくことが重要です。
ゴールは途中で変えても全然良いので、仮で設定してみましょう。
恋愛におけるHSS型HSPのあるある
ここまで、仕事と日常のHSS型HSPあるあるを紹介しました。最後に、恋愛におけるHSS型HSPあるあるを紹介します。
相手が喜ぶと自分も嬉しい
HSS型HSPは、相手が喜ぶデート内容を考えることが可能です。相手が喜ぶと同じように自分も嬉しいからです。下記のように、相手を喜ばせるプランを考えるのがいいでしょう。
- サプライズでプレゼントを購入する
- 相手が好きな手料理を振る舞う
- 相手の趣味を一緒にやってみる
2回目以降の会話に困る
恋愛でも、2回目以降のデートで会話に困ってしまう場合があります。相手に何を話して良いか分からず、極端に口数が減ってしまいます。
そんな時は、「テーマパーク」や「動物園」など、場所の力を借りましょう。視界に入った物を話せば会話が成り立つので、会話に困ることなくデートを楽しめます。
普段から恋愛表現をするのが苦手
思ったことを言葉にできず、自分の中に不満を溜めこみやすい人もいるでしょう。本音を言うことで、「相手が傷ついてしまう」や「言うだけ無駄」などと思い込み、本音を言うことができません。
ただ、溜め込んでいずれ爆発してしまうよりは、思ったことをいつでも言える方がお互いのためになります。
恋人には、普段から思っていることを伝えることが大切です。
熱しやすく冷めやすい特徴がある
飽き性な性格が発動し、相手を知るほど興味が薄れてしまう可能性もあるでしょう。最初はすごく好きだったのに、「だんだん違うかな…」となる感覚です。HSS型HSPである分、だんだん熱が冷めることは仕方がないです。
3回目に会ったり話して居心地が良ければ、あなたに合っている人の可能性が高いです。
「もしかしたら、この人は運命の人かも」と思い込んでもいいかもしれません。
HSS型HSPのあるあるを理解する
仕事や日常、恋愛におけるHSS型HSPあるあるを解説しました。ボリュームが多く大変だったと思いますが、半分以上当てはまれば、あなたはHSS型HSPの気質を持っている可能性が高いです。本記事は、HSS型HSPである僕が実体験を交えて書いているからです。
HSS型HSPは時に生きづらさを感じやすい気質ですが、無理に直すのではなく活かしながら毎日を過ごすことが大切です。HSS型HSPは、個のスキルを伸ばすことを意識してみてください。まずは自分がスキルを付けて、周りに集まった人と一緒に仕事をするのが向いていると感じています。
仮でいいので、スキル習得や人生の目標を設定して、逆算して毎日を過ごしてみましょう。そうすれば、効率よく成長を感じるはずです。もし違和感を途中で感じたら、途中でまたゴールを再設定すればいいだけです。
HSS型HSPは、興味関心があることに熱中できる素敵な気質です。
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