HSPはなぜ転職を繰り返すのか?5つの対策や仕事との向き合い方を解説

HSPはなぜ転職を繰り返すのか?5つの対策や仕事との向き合い方を解説

「自分に向いてる仕事が分からない」

「すぐ仕事に飽きてしまう」

「組織に向いていないと感じる」

HSPは上記の理由から、転職を繰り返してしまう傾向があります。

本記事は、そんな転職を繰り返してしまうHSPのあなたに向けて書いています。

きぬお

HSPの僕は、26歳までに転職を2回経験しています。

本記事ではHSPが転職を繰り返してしまう原因対処法転職を繰り返さないためのポイントを解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。

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きぬお

この記事の監修者:きぬお

  • 転職を2回経験した20代
  • HSS型HSP
  • 内向型
  • 内向型・HSPに特化した情報を配信中
目次

HSPが転職を繰り返す理由

なぜHSP転職を繰り返してしまう傾向があるのか、主な原因を深掘りしていきます。

組織で働くことに向いていない

HSPは組織で働くことを苦手に感じることが多いです。HSPは他の人に比べて、周囲の感情や職場の空気を読み取る能力に長けています。

  • 物音がうるさい
  • タイピング音が気になる
  • 電話が鳴り止まない

上記のように、些細なことであっても敏感に反応します。

また、職場がギスギスした雰囲気であれば、他人より状況を察知し、精神的に疲弊してしまうでしょう。

職場環境のストレスが蓄積すると、結果的に入社してもすぐに辞めてしまう場合があります。

やりたいことが分かっていない

自分のやりたいことが分かっていない場合も、転職を繰り返してしまう理由の1つです。

「今の仕事をずっと続けていいのだろうか」といった、素朴な疑問や不安を抱いた経験はないでしょうか。

やりたいことが明確でないと、「この仕事の方が向いていそう」「この仕事の方が楽しそう」といった理由で、気分に任せて転職してしまうリスクがあります。

専門性が異なる転職を繰り返すと「自分が何を得意とする人なのか分からない」と感じてしまい、スキルも中途半端になってしまうでしょう。

やりたいことが見つかっていないと、転職による悪循環を繰り返してしまうリスクがあります。

人とのコミュニケーションが多い

人とのコミュニケーションが多すぎる職場はおすすめできません。

HSPは刺激に敏感なことから、過度なコミュニケーションは気付かぬうちに疲弊する原因になります。

  • 参加する会議が多く時間も長い職場
  • 顧客ファーストで、とにかく接客する仕事
  • 電話対応などアドリブが求められる仕事

人とのコミュニケーションが極端に多いと、人間関係にうまく対応できず、仕事がつらく感じてしまう機会が多くなります。

HSPの気質を理解してもらえない

職場でHSPの気質を理解してもらえなく、結果として転職を検討する機会もあるでしょう。

HSPは病気ではなく、あくまで気質の1つであるため、理解してもらうことが難しい場合が多いです。

きぬお

僕は職場の上司や同僚に、HSPの気質についてなかなか相談しづらかったです。

周囲からは敏感さを「気にしすぎ」や「過剰反応」と片付けられてしまう場合もあるでしょう。

理解されず悩みを1人で抱え込んでしまうと、結果的に転職しか逃げ道がなくなってしまいます。

刺激に対して敏感になっている

HSPの特徴の一つとして、五感の敏感さがあります。

音や光、においなど、周囲の人々が気にしないような些細な刺激を過度に感じます。

  • 職場での雑音が気になる
  • 蛍光灯や日光が眩しい
  • 苦手な香水の匂いがする

上記のような刺激が積み重なることで、HSPの人々はストレスを感じやすくなり、環境面から転職を検討するケースもあるのです。

HSPが転職を繰り返さないため対策5つ

ここまでHSPが転職を繰り返してしまう理由を解説してきました。

続いて、どうしたら転職を繰り返さなくて済むか、対策を解説します。

①縦社会の企業を避ける

HSPが転職を繰り返さないためには、縦社会(体育会系)の名残りが強い企業を避けることが重要です。

縦社会の企業は、気合いや体力で解決しようとする特徴があり、HSPにとっては力を発揮しづらい環境のため、ストレスが大きくなります。

自分のアイデアや意見を通しにくい特徴もあります。

  • 頻繁な飲み会
  • 社内行事が多い
  • 部下への圧力が強い

上記のような環境だと、HSPは苦痛に感じる可能性があります。

自分のペースで働くためにも、極端な体育会系の企業は避けるべきです。

②やりたいことを実現するために行動する

自分がやりたいこと成し遂げたいことに向かって行動することは重要です。

転職の軸で、「給料の高さ」だけを選ぶ人もいますが、HSPの場合は仕事が長続きしない可能性があります。

HSS型HSPの一面があると、飽き性な特徴があるため、自分のやりたいことを軸にして仕事を決めていくといいでしょう。

1人で黙々と打ち込むことができる仕事がおすすめ

一方で、ノルマが激しい仕事は避けるべきです。

自分の興味・好奇心に基づいた仕事を選ぶことで、長期的に安定して働くことが可能になります。

③時間や人間関係にゆとりを作る

時間や人間関係にゆとりを作ることも重要です。

HSPは他人よりも気を張り詰めて仕事をしている可能性があり、そのために仕事が遅くなったり、同じ仕事量でも他人より疲弊してしまうことがあります。

HSPがゆとりを持って働くには、以下の環境がおすすめです。

  • リモートワークを実施している
  • 社員の協調性が高い(温かい人が多い)
  • 残業が少ない

上記の職場を選ぶことで、時間や人間関係に余白を作りやすく、HSPが働きやすい環境を実現できます。

④HSPについて理解を深める

自分自身でHSPについての理解を深めてみることも重要です。

HSPの強みや長所を発見すれば、職場でもそれを活かすことが可能になります。

  • どんな特徴があるのか
  • どんな時にストレスを感じるか
  • どんな時に働きやすさを感じるか

上記について自分自身でも理解があれば、向いている働き方や環境を見つけやすくなります。

HSPの気質を活かす方向にシフトしていくことが、長く仕事を続ける点において重要です。

⑤業務量をコントールしながら仕事をする

自分自身で業務量をコントロールできるか(仕事に裁量権があるか)にも注目しましょう。

与えられたやらなければいけない業務が多すぎると、精神的にも疲弊してしまいます。

きぬお

自分でやりたいことに関しては、時間を忘れて深く長く打ち込めるはずです。

自分のペースで仕事を進められる環境が理想なため、正社員が難しければ、アルバイトや業務委託としての働き方も視野に入れてみることがポイントです。

転職を繰り返すHSPに合う仕事の探し方

転職を繰り返してしまうHSPに合う仕事の探し方を解説します。

正社員以外の仕事を行ってみる

まず、精神的に無理をしてまで正社員で働く必要はありません

アルバイトから入って、まずは仕事を経験してみるのも一つの方法です。

アルバイトや契約社員であれば、職場の雰囲気や業務内容をじっくりと見極めることができ、自分に合った環境を見つけやすくなります。

きぬ猫

まずはアルバイトで企業の様子を伺いながら働く方法もある。

また、残業など無理して働く必要もなく、自分のペースで仕事を進めることができます。

気に入った職場で仕事ぶりが評価されれば、正社員として雇用される可能性もあります。

正社員以外の働き方にも多くのメリットがあるため、柔軟に働き方を選ぶことが大切です。

独立する

独立して自分のペースで仕事をする方法もあります。

独立(フリーランス)は、以下について全て自分自身で決めることが可能です。

  • 働く時間
  • 働く場所
  • 仕事内容

一方で、最初は案件獲得の営業や税務処理なども自分で行うため、慣れていないと大変な面もあります。

自立心があり、自分のペースで仕事をしたい方に向いている働き方と言えます。

転職エージェントを活用する

転職を検討しているなら、転職エージェントを積極的に活用しましょう。

転職エージェントは丁寧で親身に寄り添ってくれるスタッフが多いです。

どんな職場であれば、あなたに合っているかを相談しながら、理想の企業を探すことができます。

また、面接練習を行ってくれるので、面接に苦手意識がある方でも安心です。

きぬお

僕は転職の際に5社ほどエージェントを活用していました。

以下の記事では、HSPにおすすめな転職エージェント5つ解説しているので、ぜひ合わせてご覧ください。

HSPが転職を繰り返さないためのポイント

転職を繰り返さないためにも、HSPが仕事をする上で意識して欲しいポイントを解説します。

仕事に求める条件を書き出す

転職の際は、あなたが優先する条件(軸)を考えておくことが重要です。

「どんな職場なら長続きしそうか」「どんな職場なら活躍できそうか」を具体的に考えます。

  • 残業時間
  • 働き方(リモート・フレックスなど)
  • お金
  • スキルアップ

上記のように、これだけは外せないという軸を1〜2つ決めて転職活動を進めます。

きぬお

軸が決まっていることで面接対策にも繋がります。

目的や目標を意識する

「将来はどうなりたいのか」「会社で何のために働くのか」など、将来像を決めておくことは重要です。

仕事をする目的を明確にしておくことで、逆算思考で転職や仕事に取り組むことができます。

一方で、目的が曖昧だと「やっぱりこっちの仕事が向いているかも」などと思考が変わり、早期離職のリスクが高まってしまいます。

コーチングを活用する

キャリアコーチングを活用してみることも有効です。

プロに相談することで、客観的に自分の強みを発見することができます。

キャリアコーチングがおすすめな人の例
  • 強みが分からない
  • やりたいことが分からない
  • 将来の目標が決まらない

仕事は人生のほとんどで行うこともあり、コーチングは自己投資としてもおすすめです。

強みを発見し仕事に活かせば、転職を繰り返すリスクも減少するでしょう。

「キャリート」は、20〜30代で仕事・キャリアに悩みを抱えている方に向けたコーチングサービスです。

HSPの気質への理解もあり、丁寧・正確にキャリアに関するサポートを受けることが可能です。

現状の仕事やキャリアに悩みがある方は、まずは無料カウンセリングを受けてみましょう。

【体験談】HSPの僕は転職を2回経験しました

HSPの僕は、26才までに転職を2回経験しました。

「今の仕事が本当にやりたいことか分からない」「今の仕事よりももっと稼ぎたい」など、思いつきで転職したこともあります。

このままでは何歳になっても転職を繰り返してしまうと思い、徹底的に自己分析を行いました。

長続きできる仕事の条件(軸)を考えて、実現しやすい会社に転職をしています。

  • 人間関係の良さ
  • 仕事における裁量権
  • 働き方(リモート、フレックス)

HSPは特に、自分がどうなりたいかを意識しながら仕事を行うことが大切だと感じます。

独立しても迷子になってしまった

自由な働き方に憧れて、興味本位でエンジニアとして独立したこともあります。

結果としては、毎日同じ仕事をすることに飽きを感じ、結局ほかの仕事が向いていると感じて転職をしました。

自分のやりたいことや分析が足りていなかったため、転職を繰り返してしまったのです。

個人的には自分がどうなりたいかを先に見つけた後、働き方(正社員、フリーランス)を考えることをおすすめします。

転職を繰り返してしまうHSPの悩み

そもそもHSPはどんな悩みを抱えているのでしょうか。

3つにピックアップして解説していきます。

周りの人に相談できない

HSPの悩みの一つに、「周りの人に相談しづらい」があります。

HSPは、悩みや問題を自分ひとりで抱えて解決しようとする傾向があるのです。

「相談して嫌な顔をされたらどうしよう」などと勝手に思い込んでしまい、相談できずに1人で抱えこみます。

まずは、以下のように身近な人に相談してみることがおすすめです。

  • 仲の良い友人
  • 恋人
  • 家族

もしそれが難しいなら、お金はかかってしまいますが、コーチングやカウンセラーなど、プロに相談する方法がおすすめです。

特に20代のうちは、漠然とした不安や悩みが出る時期なので、相談できる人を1人作っておくことは大切です。

自分に合う仕事が分からない

続いてのお悩みは、「今の仕事が向いているのか分からない」など、自分に合う仕事を見つけられてないことです。

自分自身に向いている仕事が分からないと、転職を繰り返してしまうリスクがあります。

参考までに、HSPは以下の特徴がある仕事を探してみるといいでしょう。

  • 人を喜ばせる
  • 人に教える
  • 人と親密に関わる

「人」を意識して仕事をすると、やりがいを感じ楽しめる可能性が高くなります。

きぬお

僕は人から相談を受けたり、頼られている時が一番心地よく仕事ができます。

大人数ではなく少人数に注目することがポイントです。

自己嫌悪で病んでしまう

HSPは自分を責めすぎて、精神を傷つけてしまう恐れがあります。

思慮深い気質が関係していて、仕事やプライベートにおいて色々なことを考えています。

  • 仕事がうまくいかなかったらどうしよう
  • 上司から嫌われていたらどうしよう
  • あの人はこれもできるのに、私はできていない

上記のように、日常的にネガティブな思考も浮かびます。

自責思考は良いことですが、責めすぎたり、ネガティブになりすぎることは良くありません。

まずは自分が考えすぎてしまう気質を持っていることを自覚しておくことが大切です。

考えた不安のほとんどのことは、現実では起こらないので安心しましょう。

転職を繰り返してしまうHSPのよくある質問

HSPの転職に関するよくある質問を解説します。

転職しすぎるとデメリットはある?

転職を繰り返していると、入社してもすぐ辞めてしまう人と認識されてしまうリスクがあります。企業としては、長期的に働ける人材を求めているので、デメリットとなるでしょう。

また、転職を繰り返していることで、即戦力となるスキルが付いているか、疑われてしまうリスクもあるでしょう。

なぜHSPは転職できないと言われやすい?

HSPは転職を繰り返す傾向があるため、転職をしづらいと言われることがあります。

企業としては「入社後にすぐ辞めてしまわないか」といった懸念が出てきます。

理想の企業に入るために、自分に合った働き方や人生の目的を見つけておくことが大切です。

HSPと相性が良い仕事は?

一概には言えませんが、HSPの方は以下の特徴がある仕事を参考にしてみるといいでしょう。

  • 成長を感じることができる
  • 仕事内容に裁量権がある
  • 1人で黙々と作業ができる
  • 人のために尽くす(聞く・教えるなど)

まとめ:HSPは転職を繰り返しやすいけど、仕事で活躍する方法もある

「組織で働くことが向いていない」「やりたいことが分かっていない」などの理由から、HSPは転職を繰り返しやすい傾向があります。

HSPが自分らしく仕事をするには、自己分析などから「将来自分がなりたい姿」を設定し、逆算思考で動くことが大切です。

自分1人で自信がない方には、キャリアコーチングのサービスの活用がおすすめです。

プロに相談しながら、客観的にあなたの強みを発見することができます。

仕事は人生のほとんどで行うこともあり、コーチングは自己投資としても最適です。

キャリート」は、HSPに理解のあるキャリアコーチが親身にあなたのキャリアや転職事情のサポートを行ってくれます。

理想のキャリア設計を考えることができるので、まずは無料カウンセリングで不安や悩みを相談してみましょう。

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この記事を書いた人

きぬおのアバター きぬお 内向型の20代

HSS型HSPの気質を持つ20代。
『自分軸』を見つけてから年収UP、人間関係の向上、やりたいことへの挑戦など、様々な可能性が広がることに気づく。
HSPが自分軸を見つけることをテーマに情報を発信中。

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