HSS型HSPがフリーランスに向いている理由5つ!注意点やつらかったことも解説
「働き方が自由なフリーランスに憧れる」
「HSS型HSPの気質を持つけどフリーランスになれる?」
本記事は、そのような方に向けて書いています。
こんにちは、内向型とHSS型HSPの気質を持っている「きぬお」です。
- 行動力が高い
- 好奇心が高い
- 1人で黙々と仕事を進められる
HSS型HSPは上記の特徴があり、独立した時に気質を活かしやすい特徴があります。
本記事では、HSS型HSPがフリーランスに向いている理由やメリット、注意点を解説します。
- 会社で働くことにうんざり
- 自由なフリーランスに憧れる
- 今より収入を増やしたい
上記について気になる方は、本記事を参考にしてみてください。
HSS型HSPとフリーランスは相性が良い理由5つ
フリーランスの働き方は、HSS型HSPの気質を活かせる場面が多くあります。
- 行動力が高い
- アイデアマン
- 好奇心が高い
気質をどう活かしやすいのか、それぞれ解説します。
①行動力が高い
HSS型HSPは、「自分の興味がある分野」「自分がやりたいと思ったこと」に特に興味関心が高い傾向があります。何かアイデアを思いついた瞬間に、今の作業を放り出して別のことをした経験はありませんか。
HSS型HSPは、気になったことがあるとすぐに調べます。
ビジネスやフリーランスとして長く活躍するには、スピードや行動力が大切になるので、気質を存分に活かすことができるでしょう。
行動することに不安がある方は、「迷ったらとりあえずやる」の精神で挑むと良いですよ。
②アイデアを仕事に活かせる
HSS型HSPは思考力に長けており、仕事やプライベートで様々なアイデアを自然体で考えることが可能です。「成功するためにどうしたらいいか」「勝つためにどうしたらいいか」など、手段や方法を戦略的に考えることが可能です。
会社員の場合は、アイデアを思いついても、基本的に上長の確認が必要になりますよね。フリーランスの場合は、裁量権が自分にあるので、思いついた最適なアイデアを仕事に活かすことが可能です。
専門性が高い分野の知見や経験を持っていれば、企業相手にコンサルのような仕事も行いやすいでしょう。
③ルールに縛られることを望まない
HSS型HSPは、ルールに縛られることに対して窮屈に感じます。学生時代には、集団行動を苦手に感じた方もいるのではないでしょうか。
会社では、独自ルールや暗黙の了解で組織が成り立っていることがほとんどです。ルールに反抗しても、白い目で見られてしまうでしょう。
一方、フリーランスは自分でルールを決めることができるため、HSS型HSPに合う働き方と言えます。
④働く時間を自分で決めることができる
フリーランスは、働く時間も自分自身で決めることが可能です。日本の社会は、朝型人間に合わせて作られています。
日本は朝が苦手な人に厳しい社会構造です。
フリーランスであれば、スケジュールに自由が効くため、昼から仕事を始めてもOKです。夜型人間でも、無理に早起きする必要がありません。
⑤新しい仕事を楽しめる
HSS型HSPは好奇心が高く、様々なことに挑戦することを好みます。別の言い方だと、浅く幅広く手を出すとも言えるでしょうか。フリーランスは、下記のように、専門の業務以外にも必要な仕事が出てきます。
- 先方とのミーティング設定
- 売上などの経理業務
- 営業用の資料作成
雑務処理なども苦にならず、最初は楽しんで取り組めるでしょう。もし自分に合わないと感じても、外注を検討すれば大丈夫です。
HSS型HSPがフリーランスになるメリット
本章では、「1人で作業を進めやすい」「コミニュケーションのストレスが減る」など、HSS型HSPがフリーランスになるメリットを解説します。
1人で黙々と作業できる
フリーランスは、基本的に1人で仕事が完結することが多いです。もちろん、顧客との打ち合わせ等もありますが、ほとんどオンラインで対応可能です。
HSS型HSPは1人の環境で黙々と作業することが得意です。仕事にスイッチが入れば、高い集中力を発揮できるでしょう。
誰にも邪魔されない環境で仕事を行うことが可能です。
コミュニケーションのストレスが減る
HSPは、音や光、環境の空気など、外的から受ける刺激に敏感な気質を持っています。フリーランスは会社員と比較してコミュニケーション量が減ることがあるため、人間関係の刺激によるストレスがなくなります。会社では、下記の場面に遭遇し、ストレスに感じることもあるでしょう。
- 隣の人のタイピング音が大きい
- 上司の話し声が大きい
- 物音がうるさい人がいる
HSPが苦手に感じるコミュニケーションの数が減り、ストレスなく仕事を進めることが可能です。
出勤のストレスが減る
フリーランスは通勤の必要がないため、満員電車のストレスを受けなくて済みます。会社員時代よりも遅い時間に起きて、仕事を開始することも可能です。
朝は優雅にコーヒーを飲んでから仕事に取り組みましょう。
日曜日の夜に、「明日からまた会社に行かなければならない」と考えて鬱気味になることがなくなります。電車の音や車内の臭いの刺激もなくなるので、「朝の時間が自由になる」と「通勤の刺激をカットできる」の一石二鳥です。
副業や複業に挑戦できる
フリーランスになったら、副業に力を入れることをおすすめします。副業で案件を獲得したり、あなたの強みをSNSで発信することで、売上増加に貢献できる可能性があります。
- エンジニアライターの案件に募集する
- エンジニアのトレンドをYouTubeに発信する
- アウトソーシングサイトからサービス開発の案件を受ける
フリーランスになった後は、あなたの事業の集客や売上を最大限にできるように、副業を活用してみましょう。
自分好みの環境で作業できる
HSPが力を最大限発揮するには、仕事に限らず環境がとても大事になります。そのため、下記のように、あなたがベストに感じる環境を選んで作業をすることが重要です。
- コワーキングスペースを借りる
- デスク周り(椅子、テーブル)に投資する
- カフェや図書館を利用する
いろいろな環境で作業を続けながら、あなたのベストを見つけてみてください。
個人的にはデスク環境への投資とカフェの利用がおすすめです。
HSS型HSPがフリーランスになるデメリット
ここまで、HSS型HSPがフリーランスになるメリットを紹介しました。続いて、デメリットを解説します。
収入が安定しない可能性がある
独立して間もなくは、案件を獲得できずに収入が安定しない可能性もあります。最初は実績も少ないため、信頼性が足りず案件を獲得できないケースもあります。収入に関する事前対策は、下記のものがあります。
- 会社員を辞める前に業務委託契約先を探す
- 3ヶ月分の生活費を貯金しておく
- 退職した会社に案件をもらえないか聞いてみる
- 会社員時代に副業で実績を作っておく
独立してからお金の面で悩まないように、あらかじめ対策をしておきましょう。また、会社員と同じで、「月収=手取り」にはならないので注意が必要です。年度末に確定申告をして税金を納めます。
思いのほか孤独になる
フリーランスになると、思いのほか孤独を感じることもあります。1人で黙々と仕事ができるメリットがある一方で、たまには誰かと話したくなります。
フリーランスエンジニア時代、1週間誰とも話さなかったことがあります。
孤独になる対処法としては、週末に友達とご飯に行くなど、人と会う約束を入れることです。フリーランス時代に、人間は孤独に耐え難い生き物だと実感しました。
ただ、会うのは居心地が良い人だけで大丈夫ですよ。
HSS型HSPがフリーランスを目指す時の注意点
独立した後に失敗しないように、フリーランスを目指す時の注意点を解説します。
最低限のスキルは必要
どの分野で独立するにも、最低限のスキルを身につけておくことは必須です。フリーランスの仕事は、自分が持っているスキルを提供して、クライアントが抱える悩みを解決することが基本です。
未経験からフリーランスを目指す場合、何ヶ月までにスキルを習得して、いつまでに独立するかを事前に考えることが重要です。
独立を目指して、平日の夜や土日に勉強する社会人も多いです。
勢いに任せて行動しない
勢いに任せて行動を選択していると、失敗するリスクが高まります。HSS型HSPは思いつきで動いてしまう傾向があるので、注意が必要です。
「フリーランスになる前」「フリーランスになった後」にそれぞれ分解して、優先順位を付けて動くようにしましょう。
- いつまでにフリーランスになるのか
- 月収はいくらを目指すか
- どのスキルをいつまでに習得するか
- 会社はいつ辞めるか
思いついたことは一旦メモにまとめて、マインドマップなどで優先順位を整理すると良いですよ。
責任感がある人材を目指す
フリーランスとして信頼を獲得するために、責任感は必須になります。仕事でミスしても、会社員の場合は上司や代表が味方してくれますよね。
フリーランスは、クライアントの要望を叶えるために、1人で責任を負って仕事にのぞみます。働き方は違えど、「失敗を恐れる」のではなく、「失敗したら次に活かす」考え方が大切です。
正直に本気でクライアントと向き合うようにしましょう。
固くならずに、できることをいつも通りにやれば大丈夫ですよ。
日々の仕事量は増える
フリーランスになると仕事量は増えます。会社のように業務ごとの担当がいないので、全ての業務を1人で行います。
- 案件獲得の営業活動
- 売上の経理業務
- 契約書の法務チェック
仕事が安定するまでに、仕事量は増えて収入が減ってしまうタイミングもあるでしょう。「序盤のうち、働く時間が増えることに抵抗はないか」「最初は収入が減っても問題ないか」など、稼働時間とお金についてよく考えておくことが大切です。
HSS型HSPの僕がフリーランスになって感じたこと
HSS型HSPの僕がフリーランスになった時に感じた、「良かったこと」や「つらかったこと」を共有します。これまでの解説と重なる部分もあるので、ぜひ参考にしてください。
フリーランスになって良かったこと
フリーランスになって良かったことのまとめは、下記の通りです。
- 会社員時代より収入が増える
- 自由な時間が増える
- 働く時間の自由度が増す
- コワーキングスペースで働ける
- コミュニケーションによるストレスが減る
- 夜型人間の良さを活かせる
特に、「収入の増加」と「自由な時間の増加」にメリットを感じていました。仕事をサクッと終わらせて、後の時間は「どのようにフリーランスとして信頼を得ていくか」など、これからのビジョンについて考えていることが多かったです。
ルールに縛られることが苦手なHSS型HSPにとって、フリーランスは自分に合っている働き方だと実感しました。
フリーランスになって辛かったこと
フリーランスになって「つらかったこと」のまとめは、下記の通りです。
- 営業活動に苦戦
- お金の不安が残る
- 確定申告に苦戦
今まで経験がない営業活動に1番苦戦しました。「1日に何件DMを送ればいいのか」「どのようにプランを提案すればいいか」など、0ベースで考えていたので時間もかかりました。
心配性な性格も関係していると思いますが、収入が増えてもお金の心配はずっと残っていました。やはり、会社員と比較した時の安定面という意味で日頃から不安になっていたと思います。
今更ですが、「フリーランスとして月にいくら稼ぐのかを決めておくべき」と反省しています。
働きながら副業で収入源を作る
「独立に興味があるけどいきなりは不安」という方には、副業がおすすめです。会社員として働きながら、複数の収入源を確保することができます。あなたのスキルを売り出しやすい副業を見つけることで、独立後に収入が減ってしまうリスクを減らすことが可能です。
- 給与以外に収入源を確保できる
- 自分が稼ぎやすい仕事を発見できる
- 独立後のリスクを減らす
- 自分の時間(趣味など)が減る
- 納期に合わせた時間管理になる
僕が初めて行った副業はWebライターです。初心者でも参入障壁が低く、初月で5万円稼ぐことができました。
まとめ:無理に会社で働き続ける必要はない
本記事では、HSS型HSPがフリーランスに向いている理由やメリット、独立の注意点を解説しました。思いつきで独立するのではなく、事前に準備をしておくことが重要です。
- なんで独立したいのか
- いつまでに独立するのか
- 独立後はいくら稼ぎたいのか
- どのスキルを売り出すか
- 独立後の目標は
- 5年後はどうしているか
また、「いきなり独立は怖い」という方には、副業を活用してパラレルワークする方法もおすすめです。副業で安定して稼ぐことで、独立後の収入面のリスクを減らすことが可能です。HSS型HSPがフリーランスになるためには、最初にゴールと作業の優先順位を決めて、道なりに沿って一直線に進んでいく方法がおすすめです。
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