HSPが転職を怖いと感じる9つの理由。不安を解消する方法や最初に準備することを解説

転職が不安に感じる9つの理由

転職したいけど、勤め先にバレたくない」

「決まらなかったらどうしようなど、転職することが怖い

HSPの気質を活かせる働き方をしたい」

本記事は、上記の悩みがある方に向けて書いています。

きぬお

私は内向型のHSPで、20代で転職を2回行いました。

本記事では、転職で怖さを感じる理由や仕事や転職の不安をなくす方法について解説しています。

転職に踏み出せなくて困っている方は、ぜひ最後までご覧ください。

>> HSPにおすすめな転職エージェントを知りたい方はこちら

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きぬお

この記事の監修者:きぬお

  • 転職を2回経験した20代
  • HSS型HSP
  • 内向型
  • 内向型・HSPに特化した情報を配信中
目次

HSPの僕が転職で怖いと感じた体験談

僕は転職を2回経験しています。

転職でどんなところが不安だったか、それぞれ深掘りします。

自分にマッチする転職先があるのか

転職をする際は、「給与が高い」「働き方」など、優先する条件を満たす企業を探しますよね。

理想とする条件の企業に入ることができるのか、そもそも転職先が決まらなくて職を失ってしまうのではないかと思うことは多々ありました。

理想の条件は人によって異なりますが、僕は以下の条件を考えていました。

  • 福利厚生が充実している
  • 同じ仕事で給料が高い企業に入りたい
  • プライベートの時間を確保したい
  • 在宅でハイブリッドな働き方をしたい

中々すべての条件を揃う企業を探すことは難しかったです。

条件を複数書き出して、1つだけ譲れない条件を選ぶと、内定までのハードルは下がります。

きぬお

転職で外せない条件を1つ決めておきましょう。

人間関係を1から構築する必要があること

転職をしたら人間関係を1から構築しないといけないので、上手くコミュニケーションを築けるか不安でした。

考えれば考えるほど、「上手くいかなさそう」「嫌な上司がいたらどうしよう」など、ネガティブな気持ちが出てきます。

HSPの僕は心配性で、先々の不安を考えてしまう癖がありました。

人間関係の構築に悩んで、転職に踏み出せない時期もありました。

きぬお

面接で、上司や代表と考え方の価値観が合いそうかを確認しておきましょう。

退職を宣言するタイミング

退職することをいつ話せばいいのか、タイミングも難しかったです。

「そもそも辞めさせてもらえるのか」などと考え、言い出せずにいました。

中には、転職のことを伝えたら、高圧的な態度を取ってくる企業もあるでしょう。

僕は転職をなかなか切り出せずに、2〜3ヶ月伸びてしまいました。

HSPが転職に怖さを感じる9つの原因

人間関係など、HSPが転職に対して不安に感じる原因を深掘りします。

①金銭面の不安

転職に不安を感じる要素の1つに、金銭面があります。

貯金に余裕があっても、お金が減っていくと精神的に不安になりますよね。

もし転職のために現職を辞めた場合、貯金を崩して生活する必要があるため、不安は増します。

1人暮らしで貯金があまりない人にとっては、金銭的不安から転職を躊躇する可能性があります。

HSPはお金に関しても、心配性な傾向があるのです。

②人間関係の構築

人間関係の構築に不安を感じる方も多いのではないでしょうか。

転職で新しい環境に移っても、人間関係がスムーズにいくとは限らないため、心のどこかに不安は残るでしょう。

例えば、現職で人間関係に悩んでいる場合、転職先でも人間関係に悩まないか心配になります。

環境が変わり人間関係に悩むことを恐れて、転職を先延ばしにするケースもあります。

③そもそも行動できない

「そろそろ転職したい」と感じていても、なかなか行動に移せなくて困っていませんか。

転職活動を始めると、以下のように帰宅後に作業や面接をする機会も増えます。

  • 履歴書の作成
  • Web面接
  • 企業とのスケジュール打診

疲れて「明日でいいや」と先延ばしにしていると、あっという間に1〜2ヶ月が過ぎていきます。

はじめに「いつまでに転職をするか」という具体的なゴールを決めて、逆算して行動することが重要です。

④転職をして後悔しないか

「転職してから前の会社の方が良かった」と後悔したくないですよね。

HSPは思慮深い特徴があり、以下のように様々な未来の姿を想像します。

  • 転職先で活躍している自分
  • ミスをしている自分
  • 通勤で鬱気味になっている自分

心配性な性格から、ネガティブな未来を多く考えてしまうことも多いです。

今の会社で嫌なことを書き出して、新しい会社の懸念点と比較してみましょう。

⑤今より職場環境が悪化しないか

転職先の働く環境が現職より悪化して、後悔する場合があります。

HSPが仕事で成果を出したり、集中力を維持するためには、環境にこだわることが大切です。企業によっては、最終面接でもオフィスの中を見られない場合があるので注意が必要です。

転職して後悔する例
  • オフィス内の電話が鳴り止まない
  • 大声で話す人が多い
  • タイピングの音がうるさい

今の職場の方が良いかもしれないと感じ、転職を後回しにすることがあるのです。

⑥転職してもすぐに辞めてしまわないか

HSPは、転職してもすぐに仕事を辞めてしまう可能性があります。

HSS型の気質を持つ場合、飽き性の特性を持ち合わせているからです。

仕事においては、ある程度覚えたら満足して飽きてしまうかもしれません。

転職後にすぐ辞めてしまう未来が見えてしまい、転職をためらう可能性があります。

きぬお

僕も「転職後にすぐ辞めるんだろうな」と心の中で思う時が多々ありました。

⑦転職後に新しい仕事を覚えることができるか

転職後に「新しい仕事を覚えられるか」という点に不安を感じます。

転職先で感じる不安の例
  • 新しい仕事を覚えられるか
  • 新しい上司と一緒に仕事ができるか
  • これまでのスキルを活かすことができるか

自ら仕事をできないと判断し、結果として転職に踏み出せなくなることがあります。

⑧最適な企業に転職できるのか

転職して理想の企業に入れるのか、不安になることがあります。

第一希望の企業に落ちて、優先度が低い企業に転職した場合、すぐに辞める可能性もあります。

仕事に求める条件の例
  • 定時で上がりやすい
  • チーム内のコミュニケーションが円満
  • 給与や賞与が高いこと
  • 会社の知名度が高い(大手)

万が一、第一希望に落ちたら、別の会社に転職するのかどうかを、事前に考えておきましょう。

⑨転職活動が勤めている企業にバレないか

転職活動が、現在勤めている企業にバレる確率は低いです。

転職エージェントを利用することで、特定の企業に対して自分の情報を非公開にすることが可能だからです。

きぬお

実際に僕は、退職の宣言をするまでは、転職について何も言われませんでした。

ただ、勤め先では、転職活動や内定をもらった企業名を、むやみやたらに話さない方が安全です。

転職を検討したHSPが最初にやること

転職を検討したらまず何をすればいいのか、ポイントを解説します。

転職のタイミングを熟考する

転職のタイミングを考えておくことは非常に重要です。

勢いに任せて転職すると、「前の会社の方が良かった」など、あとから後悔することが多いです。

また、短期で転職を繰り返していると、人事から「すぐに辞める人」と判断される可能性があります。

以下のように、転職の理由や目的を明確にしておくことが大切です。

  • 今より収入が必要だから辞める
  • 人間関係が悪すぎて辞める
  • 残業時間を減らすために辞める

「いつまでに転職するか」「いつから準備を始めるのか」を計画的に決めておくことが重要です。

自己分析を行う

選考が始まる前に、自己分析を行うことは重要です。

自己分析をすることで、面接でスムーズに話せるようになったり、自分の強みと弱みを明確にすることができます。

HSPは頭の中で不安要素を考えてネガティブになりやすい傾向があるため、しっかりと書き出して言語化しておくと安心です。

自身の理解が深まれば、相性の良い企業とのマッチ率が高くなり、転職が成功しやすくなります。

転職エージェントを上手く活用する

転職を考えたら、まずは転職エージェントの登録がおすすめです。

転職の不安や疑問について、幅広く転職エージェントのスタッフに相談することができます。

エージェントと転職を進めることで、あなたに合った企業が見つかるでしょう。

HSPは思慮深い性質から、不安や悩みを1人で抱え込んだり、人に相談しづらい特徴があります。

転職エージェントを活用することで、スムーズにスケジュールや面接を進めることも可能です。

以下の記事では、HSPにおすすめな転職エージェント5つ解説しているので、あわせてご覧ください。

仕事や転職の不安が減少する5つのポイント

仕事や転職でストレスを抱え込み過ぎないように、不安を減らすポイントを5つ紹介します。

なんとなく働いてみる

古手先のテクニックとして、転職先で最初からペースを飛ばさない方法があります。

最初から全力で飛ばしていると、追加の業務がどんどん増えてしまう場合があるからです。

スピードを意識しすぎていると、新しい環境にまだ慣れていないのに、自分のリソースを超えてしまう場合があります。

最初のうちは60〜80%ほどの力で、無理なく働くことを心掛けてみましょう。

きぬお

働きながらペース配分を掴んでいくイメージです。

焦った時でもリラックスしてみる

仕事で焦った時は、まず深呼吸などをして、心を落ち着かせることが大切です。

リラックスしている方が、より正しい判断を下すことができるからです。

仕事で焦る場面の例
  • 初めての仕事でミスをした
  • 提出する書類に不備があった
  • ミーティングに遅刻してしまった

仕事でミスをした時は、「次にどうするか」を落ち着いて考えることが重要です。

きぬお

ミスしないことも大切ですが、ミスした時のカバー力を鍛えておきましょう。

パートやアルバイトの働き方もできる

パートやアルバイト、契約社員など、正社員以外の働き方を選択肢の一つとして考えることができます。

正社員の方が安定性は高いですが、無理してまで働く必要はありません。

正社員以外の働き方がおすすめな人の例
  • また仕事をすぐ辞めるかもしれない
  • とりあえず新しい仕事に挑戦してみたい
  • 1日の中でもっと自由な時間が欲しい

給料は減るかもしれませんが、あなたに合った働き方が幸福度は上がりやすいです。

会社の問題には関与しない

経営など会社に関する問題には、関与しなくて大丈夫です。

関与した場合、ミーティングや本業以外の仕事が増え、労働時間が増えます

HSPは感受性が高いため、会社が上手くいかない問題も自分のせいだと思い込んでしまうことがあります。

まずは自分の仕事(本業)を全うすることが大切です。

きぬお

取り組む仕事を捨てる仕事を選ぶと気持ちが楽になります。

自分ならできる精神を持つ

仕事やコミュニケーションにおいて、「自分なら上手くいく」と思い込むことは重要です。

前向きなマインドを持つことで、周りの人や仕事内容にもプラスの影響を与える可能性が高くなります。

そもそも、ネガティブな気持ちで働いていても楽しさややりがいを感じにくいでしょう。

まずは自分の力を信じたり、自分との約束を守ることが大切です。

きぬお

良いマインドを持つことは、長期的に仕事をする上で大きなモチベーションになります。

HSPと相性が良い転職先の特徴

HSPが転職する際は、特に環境にこだわることが大切です。

HSPは刺激に敏感なため、苦手な環境で頑張ってもパフォーマンスを発揮しづらいためです。

HSPと相性が良い転職先の主な特徴
  • 黙々と作業ができる
  • 人に寄り添うことができる
  • 細かさや丁寧さが求められる
  • 在宅勤務が可能である

上記のような特徴を持つ職場を選ぶことで、働きやすさを感じ、長期的に仕事をすることが可能です。

HSPと相性が悪い転職先の特徴

一方で、HSPと相性が悪い転職先もあります。

具体的には、以下の特徴がある転職先です。

  • 社員同士の仲が極端に悪い
  • 激しいノルマがある
  • スピード優先な業務が多い
  • 上司の権力が強すぎる

上記のような特徴を持つ職場は、HSPにとって大きなストレスになりやすいです。

早期離職につながる可能性があるため、なるべく避けるようにしましょう。

HSPが転職する時に注意して欲しいこと

転職する時にどんな点に注意すればいいのか、それぞれ解説します。

仕事に興味・関心があるか確認する

仕事を続ける上で、あなたの興味関心があることは重要です。

HSPは仕事の中で様々なことを考えるため、やる意味を感じないとすぐに退屈さを感じてしまいます。

「なぜその仕事に興味を持ったのか」「将来的にどうスキルを伸ばしていくか」についても考えておくと良いでしょう。

HSPが仕事を長く続けるには、仕事をする目的や意味を理解しておくことが必要です。

きぬお

HSPは目的を失うと、満足感を得ることが難しくなります。

自分の強みと弱みを分析しておく

選考を進める前に、自分の長所と短所を分析しておくことは重要です。

自己分析を済ませておくと、面接でスムーズに受け答えができたり、自分の強みになる分野の仕事を集中的に伸ばすことが可能です。

弱みを克服するよりも強みを伸ばした方が、仕事を楽しみながらお金を稼ぎやすくなります。

自己分析をせずに、やみくもに面接に挑むことは避けましょう。

企業に合わせすぎていないか確認する

転職が決まるかどうかの不安があっても、価値観が合わない企業の選考は進まないようにしましょう。

例え転職したとしても、早いうちに辞めてしまう確率が高いからです。

企業の条件に合わせて、転職が失敗してしまう例
  • リモートワークを希望しているのにフル出社の企業に転職する
  • プライベートを優先したいのに残業が多い企業に転職する
  • 副業に力を入れたいのに副業禁止の企業に転職する

転職は「あなたの優先したいこと」を第一優先にして行うことが重要です。

HSPが不安なく仕事を続けていくコツ

HSPが自分らしく仕事を続けるためのポイントを紹介します。

飽き性な性格を理解する

HSPは、飽き性な性格を持っていることを理解しておくことが大切です。

何をしても続かないことが多い場合、それはHSS型の気質が関係している可能性があります。

仕事においても、ある程度の時間が経つと、飽きから転職したいと思うタイミングが来るかもしれません。

転職を検討する際には、「ただ飽きたから転職したいのか」「本当に転職したい理由があるのか」をしっかりと考えてみることが重要です。

自身でHSPの理解が深まっていると、転職のミスを減らすことができます。

無理をする働き方をやめる

心身ともに無理をする働き方は今すぐやめましょう。

無理を続けると、仕事が嫌になったり、ネガティブ思考が強くなってしまう可能性があります。

仕事で辞めた方がいいこと
  • 全ての仕事を受け入れる
  • 皆に合わせて残業する
  • ブラック企業に居続ける
  • 自分で考えることをやめる

自己分析のタイミングで、「あなたはどんな働き方だとストレスが少ないか」を考えておくことが重要です。

つらい時は誰かに相談する

仕事で不安や悩み事がある場合、誰かに相談することが大切です。

HSPは日常から様々なことを考えていますが、不安なことやつらいことも1人で抱え込む傾向があります。

ストレスが溜まってしまうと、仕事が嫌になったり、人間関係が上手くいかなくなる可能性があります。

対処法としては、「幼馴染と飲みに行く」など、対話を通してリフレッシュする方法がおすすめです。

信頼できる人に話を聞いてもらうだけでも、心が軽くなり前向きな気持ちに切り替えることができます。

まとめ:転職を怖いと感じつつも、まずは行動してみる

本記事では、転職で怖さを感じる理由や転職を検討したら最初にやること、不安なく仕事を続ける方法について解説しました。

まずは自身でHSPの気質の理解を深め、気質を活かす方向にシフトすることが大切です。

転職を前向きに検討しているなら、転職エージェントを活用しましょう。

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この記事を書いた人

きぬおのアバター きぬお 内向型の20代

内向型の20代。HSS型HSP。
職業は企業のSEOディレクター。
日常を自分らしく過ごすために、内向型/HSPさんの心が和らぐ記事を投稿しています。

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